2011年12月15日木曜日

英語版にイラスト

英語版の速報ページでは日米比較を入れてあるのですが、図表によって、日米比較の図表、日本のデータの図表、アメリカのデータの図表、といろいろ混在しています。区別を見やすくするためにイラストを入れました。

このかわいいイラストたち、職場の同僚のIさんが描いてくれました。国旗のイラスト、とお願いしただけだったのにいろいろアレンジしたものを。さっそく使わせていただきました。もう、天才!!かわいい!!すごい!!感激です。

Iさんは有能な助産師で、若いママである傍ら、自分の関心分野で人並みならぬ努力をし、さらに、与えられる仕事もきちんとおこなう、「あなたはすごい!本当に偉い!」と言いたくなる同僚です。私が不安いっぱいで帰国&就職した2年前の当初より、仕事を教えてくれたり、気にかけてくれたりと、とても助けてくれました。このウェブサイトにこんな素敵なご縁を残してくれて本当にありがとう。今月いっぱいで退職してしまうなんて、本当にとても寂しいです。次の職場でもご活躍をお祈りしています。体に気をつけてね。また会えるよね。

2011年11月26日土曜日

スライドショー追加

もうすぐ11月も終わり。ママの声のスライドショーを追加しました。
実際に体験した方の言葉は心に届きます。

こんな量を全部読むのは大変なことですが、
★医療施設の出産体験に関心がある
★他のママの妊娠・出産・育児の体験を知りたい
★日々妊産婦さんに接しているけれどこんな質問をしたことがなくて興味がある
・・・そんな方はきっと惹きこまれると思います。

「自分の体験をこれから妊娠・出産・育児をする人のために役立ててほしい」というママたちの声が届きますように。

【妊娠・出産・産後早期編】
お産の体験で一番良かったこと
お産の体験で一番つらかったこと
産後入院中のケア
産後1か月間の気持ち
産後1か月間で達成感を感じたこと
産後1か月間で一番大変だったこと

【産後後期・育児・就労編】
産後半年間で達成感を感じたこと
産後半年間で一番大変だったこと
健診・予防接種・家庭訪問

ケースの並べ順は不同・ランダムにしてあります。

2011年11月1日火曜日

英語版サイト

ずっとブログ更新をご無沙汰していたら11月になってしまいました。
英語版サイトがだいぶ形になってきました。一応、本日11/1を仮オープンとします。
日米比較を入れたので、英語版の方が今の時点では充実しています。
後で日本語版サイトにも日米比較を加えて更新しなければ。比較はやはり大事・・・たとえば、PDSSという尺度を使った産後うつの結果では、なぜ日本の母親は全体的にうつの徴候が少ないのに、罪悪感の側面だけは強いみたい?とか、比較する事で初めて気づく日本の特徴もたくさんありました。この調査結果が何かの役にたちますように。
膨大な量の英語をチェックしてくださる友人ブレットさんに格別の感謝をこめて。

Mothers' Voices Japan:
https://sites.google.com/site/mothersvoicesjapan

2011年9月15日木曜日

インタビュアーの声:追加しました

まだ暑いけれど、湿度が下がって少し涼しくなりました。もう9月半ば、早いです。

先日の「速報:インタビュアーに5つの質問」に、福岡の看護大学の先生を追加しました(リンク)。産後・育児・就労編のアンケート用紙作成の段階では、大学院生の助産師学生さんお2人に対面インタビューをたくさん助けていただきました(インタビュー中の託児をしてくださった学生さん達も本当にありがとうございました)。その学生さん達に声をかけてくださった先生自ら、数件のインタビューをおこなってくださり、今回、ご感想を寄せてくださいました。臨床・教育経験の豊富な助産師、かつ研究者としての視点で、とても貴重な情報になりました。学生さん達は当分の間お勉強に忙しそうですが、あと半年、頑張ってくださいね☆


私事ですが、ラクテーションコンサルタント(IBCLC、母乳育児相談員の認定資格)の再認定のための手続きを昨日までおこなっていました。今回、過去5年分の継続教育として所定の単位を取得しなくてはならなくて、オンラインコースを通し乳房管理についての文献を読みました。粉ミルク補足と完全母乳、添い寝・添い乳のこと、大人を対象にした健康教育の方法など、興味深いトピックが多かったです。特に、高齢出産で母親になった方の体験の特徴(産後の疲労fatigueが顕著、ということなど)について、今回のデータを使って詳しく分析してみたいと思いました。
日本とアメリカでは母乳育児の支援の状況も異なります。日本の中でも、以前は乳房マッサージを中心とした桶谷式などが主流だったのに、最近はラクテーションコンサルタントが急増していると聞きます(リンク)。おっぱいマッサージには科学的根拠がない、と言われがちですが、今回の調査で、マッサージで乳房の状態が良くなった、と回答した方が79%と多く、悪化した方は0%でした(速報へのリンク)。乳房マッサージは有料で健康保険が使えないので、お金に余裕のある方だけの選択肢であるのは良くないのでは、と個人的に気になっているのですが、かなりお手頃な料金でケアを受けた方も多かったのも意外でした。母乳育児支援の方法に利害関係を持たない中立の研究者として、乳房マッサージが日本の文化であるかもしれないことも考慮しつつ、本当の「科学的根拠のあるケア」とはどんなことなのかを考え続ける必要があると思いました。

2011年8月19日金曜日

番外編: オーラルヒストリープロジェクト

今回は番外編です。

この約1週間、お盆の終戦記念日にちなみ、留学中に出会った小野田千枝子先生のオーラルヒストリープロジェクトの日本語版を仕上げました。


小野田先生は第二次世界大戦中に日系アメリカ人2世として強制収容所で過ごされ、終戦後は小児看護の分野で、アメリカの初代ナース・プラクティショナー(現在日本で準備が進んでいる「特定看護師」のモデルになっている、専門の教育を受けた上級看護師)6人のうちのお1人としてアメリカの看護界で活躍されました。小野田先生は私の留学中には既に退職されていましたが、このオーラルヒストリープロジェクトは、小野田先生の御厚意と、先生を慕う方々の惜しみないご協力で完成しました。日米の歴史に翻弄されながらもしなやかに生きられた先生のお話が皆様のお心に残りますように。



The Life and Time of Chieko Onoda
小野田千枝子の人生と時代 ~頑張れ!~

日本語吹き替え 33分
【イントロ】2分
video

制作元
イリノイ大学シカゴ校看護学部
グローバル・ヘルス・リーダーシップ・プログラム
2010
非売品

2011年8月9日火曜日

インタビュアーの声

暑い日が続きます。もう8月も半ば、早いものです・・!最近は英語版の準備を進めています。

昨日、速報のページに、「番外編:インタビュアーの声」を掲載しました。妊娠・出産・産後早期編では、自記式アンケートに加えて、一部の参加者の方には電話でインタビューをさせていただきました。妊娠・出産というプライベートな体験について、育児でとてもお忙しいママたちに、電話で本音をうかがいたい、というとても難しい役割を、親しい友人2人が引き受けてくれました。どちらも、中堅助産師でもありママでもあるバックグラウンドに加え、何よりも、オープンで明るい人柄をもつ自慢の友人です。オリエンテーション&トレーニングと誓約書のプロセスを経て、震災前までに、約20件ずつ電話インタビューをしてくれました。

電話インタビューにご協力くださったお母様方の中には、インタビュアーはどんな人だったのだろう?と興味を持った方もいらっしゃったかもしれません。電話インタビューをおこなったお2人が、どんなことを感じたのかを聞いてみました。こちらも貴重な情報だと思います。

https://sites.google.com/site/mamanokoe/interviewers1

2011年7月15日金曜日

3連休

毎日暑い日が続きます。快適な室温を作るのが難しくて、頭もぼうっとして、なんとなく時間が流れていきそう。明日から3連休!生かせますように。
先日のデータ入力の間、コツコツ作業を支えてくれたBGMは意外にもBOOWYでした。姉の影響で中学生の頃にほぼ全曲聴いていました。今はYouTubeで聴けるなんて便利・・・。懐かしの曲を流しながら延々と連日パソコンに向かっていて、夫には「もうBOOWYはいいよー」とドアを閉められ。間もなくのヤマはインタビューデータのテープ起こし。今回は何になるかな。

先日来、アメリカのListening to Mothers原版者であるNPO法人Childbirth Connectionの先生方へ学会報告をきっかけに、私へのフィードバックと、アメリカのLtMの最新の論文の情報をいただきました。
フィードバックの中に、なぜ、育児で忙しく余裕のない中、たくさんの質問に丁寧に答えてくださったのか、それはやはり、お産や育児ということが、ママたちにとって本当に大切なことだからだろう、というコメントもあり、心に残りました。
アメリカのLtMを詳しく分析していく中でわかったことの1つは、お産体験のPTSDが予想以上に多いらしい(9%、10人に1人)ということもありました。一般的に、このような研究に参加するママたちは、参加しないことを選ぶママたちに比べると全体的にはお産体験についてポジティブな傾向があるものです。それでも9%がお産体験で傷ついているらしい、とはけっこう多いと思います。夫からのサポートの有無、産後うつ合併の有無、産後の体調、健康的な生活習慣などが、PTSDの症状に影響することもわかったそうです。(Beck, C.T., Gable, R.K., Sakala, C., & Declercq, E.R. (2011). Posttraumatic stress disorder in new mothers: Results from a two-stage U.S. national survey. Birth, 38, 3, 1-12)
日本についても、今回は準備研究データですが、「お産のことを思い出すとつらい気持ちになる」という質問項目に10%が「まあまあそうである」2%が「そうである」と答えています(速報)。ママたちの産後のメンタルのことについて、私がとても尊敬している友人がもっと詳しく分析をしてくださることを計画中です。実現しますように。
PTSDのトピックだけでもこんなに興味深くて、今回のデータを最大限生かして日米比較をしてみたい、ということと、より全国的な調査がいつか実現すればいいなと改めて感じました。

2011年7月8日金曜日

ママの名言集

先日の速報について、PDFでなくウェブ上で見られるようにしてみました。まだ完成ではありません。データ収集をおこなった地域、回収率などの情報についても追々載せていきます。結果の解釈に注意が必要なものについてはメモを添えていきます。
でもその前に!この他にも、言葉のデータがあるのですが、「社会へのメッセージ」と「役立ちそうな育児支援サービス」は、少しでも早くシェアした方が良いと思ったので、匿名化した全データをスライドショーにしてみました。名言がたくさんあって特におすすめです☆。

社会へのメッセージ(妊娠・出産編より)
https://sites.google.com/site/mamanokoe/preliminaryreports/messagesA
社会へのメッセージ(産後・育児編より)
https://sites.google.com/site/mamanokoe/preliminaryreports/messagesB
役立ちそうな育児支援サービスの提案(産後・育児編より)
https://sites.google.com/site/mamanokoe/preliminaryreports/wishedservices

2011年6月26日日曜日

帰国

先日帰国しました。南アフリカ共和国は思っていたよりずっと西洋化されていて、アフリカに行った気がしないほどでした。でも現地と各国の方たちからたくさんパワーをもらいました。気分転換になり、思いきって行って来て本当に良かった。日本の被害のことをとても気遣っていただきました。「大丈夫、日本は強い国だから、5年くらい後にはきっと何もなかったように立ち直るよ。ただ、失ってしまったたくさんの命は戻らないのがつらいけれど。」とオーストラリアからの参加者の方に言われました。亡くなってしまわれた分も、幸せな命がたくさん生まれるように、妊産婦の女性のために良い仕事をしていきたいと思いました。
研究発表は、前半は原稿を作ったのですが後半は原稿なしでやってみました。下手な英語でしたが、質疑応答が盛り上がり、良い質問をくださった聴衆の方たちのおかげで楽しめました。今回のスライドのために素敵な写真を使わせてくださった日本の友人にも感謝です。
この後は分析を続けつつ、ホームページを充実させていきます。英語にも翻訳して、メインの日米比較も。なんだかほっとしたので、一段落してペースが緩みすぎてしまわないか少し心配。コツコツやっていきます。

2011年6月18日土曜日

速報掲載&行ってきます

速報版を掲載しました。ファイルのサイズが大きくてすみません。言葉のデータも後にご報告できるのを楽しみにしています。ご協力くださった方々へ心から感謝をこめて。
https://sites.google.com/site/mamanokoe/preliminaryreports
明日から南アフリカに行ってきます。

2011年5月27日金曜日

データ分析開始

とうとう5/21にデータ入力を終えました。まず量的データ(数字のデータ)の分析を始めています。まずはご協力くださった各施設の方たちへ各施設の結果をご報告、同時に、こちらのホームページに全体の結果を。ご協力くださったママたちがアクセスしてくださいますように。

質的データ(言葉のデータ)の分析はその後におこなっていきます。実は、アンケート用紙にご記入いただいた分以外に、承諾くださった方々には追加の電話インタビューもおこなう予定でした。でも予定通りに進められず、時間切れであきらめてしまいました。予定通りに完了できなかったこと、研究方法の実現可能性(feasibility)と適切性(appropriateness)について、もっと別の方法があったのだろうか、もっと頑張れたのではないか、と至らなさを反省中です。特に、お話しすることを楽しみにしてくださっていた方がいらっしゃったら、貴重な機会だったのに本当にもったいないことをしてしまったと悔やまれます。いずれにしても本当にごめんなさい。
質的データは、アンケート用紙に書いてくださった分と、実施できたインタビューの分で進めます。これらのデータが、今回お話をうかがうことができなかった方々の分も広くカバーしてくれますように。

2011年5月10日火曜日

母の日

週末は母の日だったことに今日気づいてびっくりしました。今週末だと思い込んでいました。
データ入力は、妊娠・出産編が先日終了!今は産後・育児・就労編の半ばです。研究に参加してくださったママたちの「これから妊娠・出産・育児をする方たちの役に立ちたい」という優しさと、出産・育児ってこんなに大変で大事なことなんだというパワーに支えられながらここまでやってきました。この研究についても(遅れましたが)『母の日ありがとう』でした。

私自身は実はまだ出産や育児をしたことがないので、参加者のママたちは私にとって先輩です。「経験した人にしか分からないことがたくさんある」と日々仕事で痛感していますが、それだけだと助産師の日々の仕事もやっていけません。「でも自分が経験していないからニュートラルに物事を見られるかもしれない」「こんな研究に時間を費やすことができるのも自分の時間に余裕があるからだし、未経験者にもできること、役に立てることは絶対ある」と信じて、ママたちの体験を読みながら、この研究をおこなうことの意味を考え続けています。
この研究を助けてくださる臨床・研究の方々は出産・育児を経験されている方がほとんどなので、その方たちにOKをいただけるようなデータ分析を目指しているのでご安心いただければ幸いです。もちろん、回答を寄せてくださったママたち、これから出産する女性、母子とその家族を支援する方々からのフィードバックを一番楽しみにしています。

来月、国際助産師連盟が3年に1度開催するICM大会があります。今年は南アフリカのダーバン。この研究の方法論(盛り付けた料理を見せるというより、その材料を得るための畑の耕し方を見せる感じ?)を発表できることになっていましたが、震災以来、また、仕事との両立の具合もあり、最近まで、キャンセルを検討していました。でも、前に進むために行ってこようと決め、先日ホテルや航空券などを再び手配しました。アメリカの助産師の親友と、ホテルも学会も一緒に過ごせることになって、彼女との再会もすごく楽しみ。アフリカは初めてだし、英会話は久々で超心配ですが、良い発表をして日本のママたちのすごさが伝わるように、あと1か月強、この調子で頑張ります。

2011年4月23日土曜日

データ入力中(続)

今も引き続きデータ入力中です。妊娠・出産編の1/18の消印の方まで来ました。1つあたり約25ページあるので、1件当たり30分以上かかってしまって。もう少しお待ちください。日勤と夜勤をしながらフルタイムで働いているので、なかなか研究のための時間がとれないのが悩みです。でもこんなこと、育児中のママの24時間労働のすごさを思えばぜいたくな悩みです。

入力しながら、どんな分析をしようか、メモをとりながら進めています。例えば・・・
・産後の授乳支援や沐浴の方法の説明などについて、経産婦さんにはもうご存知だから、と簡略化しがちなのですが、「忘れている事も多かった」という声もけっこうあります。どんなケアをどのくらいまで簡略化してもいいかわかるといいなあ。
・出産の時刻は、帝王切開でない場合、月の満ち欠けや潮の満ち引きに関係あるのかな?
・お産を思い出すとつらくなる、という気持ちは、産後どのくらいの時期に多いのかな?
・スタッフが母乳育児に熱心だと感じると、母乳育児の率は高くなるのかな?
・立会い分娩をした場合、産後に夫からのサポートは増えるのかな?
などなど。他にも、上手に聞けなくてエラーが生じがちな質問項目についてもメモしていき、分析の段階で考慮します。

データ入力が終わると、まずは全体的な調査結果を発表する予定です。
同時に、私が尊敬する研究者の方々のお力で、いろいろなリサーチクエスチョンを分析していく予定です。

2011年4月4日月曜日

データ入力中

いただいたデータの入力をしています。現在はまだ妊娠・出産編です。すごい膨大な量で、全部入力し終わるのはいつになるのか気が遠くなるのですが、とにかく1つ1つ、大事なデータを、間違えないよう入力しています。
産後の育児でお忙しい中、ありえないほどのたくさんの質問に平均80分以上かけて記入してくださった質問票を読ませていただきながら、このママはどんな気持ちでこの回答を書いてくださったのだろう、この質問は答えにくくなかっただろうか、本当はもっとこんなことも聞いてみたかったな、お礼のメッセージでとんちんかんなことを書いていなかったかな、この項目はどんなふうに分析しようかな、自分が回答をしたママだったらどんなふうに調査結果を解釈・発表してほしいだろうか・・・と思いながらまじめな気持ちになります。
もうしばらくお待ちください;)

2011年4月1日金曜日

ブログ開設

初めに、先日の地震について心からお見舞い申し上げます。

昨年10月~今年3月に、日本の女性の妊娠・出産・産後・育児・就労の体験について、約350名のお母様方よりデータが集まりました。お忙しい中たくさんの質問にお答えくださったお母様方に心から感謝申し上げます。また、質問票の配布をはじめ、調査実現のためにお力添えくださった多くの方々にも御礼申し上げます。

大事な「ママの声」を社会にお返しすることを目的に、専用ホームページで調査結果を掲載して参ります。実は、今月から結果を掲載していく予定でしたが、現在まだデータ入力中で間に合わず申し訳ありません。せめて、こちらのブログで、プロセスをご報告して参ります。コツコツ頑張りますのでどうぞ宜しくお願いします!