2011年7月15日金曜日

3連休

毎日暑い日が続きます。快適な室温を作るのが難しくて、頭もぼうっとして、なんとなく時間が流れていきそう。明日から3連休!生かせますように。
先日のデータ入力の間、コツコツ作業を支えてくれたBGMは意外にもBOOWYでした。姉の影響で中学生の頃にほぼ全曲聴いていました。今はYouTubeで聴けるなんて便利・・・。懐かしの曲を流しながら延々と連日パソコンに向かっていて、夫には「もうBOOWYはいいよー」とドアを閉められ。間もなくのヤマはインタビューデータのテープ起こし。今回は何になるかな。

先日来、アメリカのListening to Mothers原版者であるNPO法人Childbirth Connectionの先生方へ学会報告をきっかけに、私へのフィードバックと、アメリカのLtMの最新の論文の情報をいただきました。
フィードバックの中に、なぜ、育児で忙しく余裕のない中、たくさんの質問に丁寧に答えてくださったのか、それはやはり、お産や育児ということが、ママたちにとって本当に大切なことだからだろう、というコメントもあり、心に残りました。
アメリカのLtMを詳しく分析していく中でわかったことの1つは、お産体験のPTSDが予想以上に多いらしい(9%、10人に1人)ということもありました。一般的に、このような研究に参加するママたちは、参加しないことを選ぶママたちに比べると全体的にはお産体験についてポジティブな傾向があるものです。それでも9%がお産体験で傷ついているらしい、とはけっこう多いと思います。夫からのサポートの有無、産後うつ合併の有無、産後の体調、健康的な生活習慣などが、PTSDの症状に影響することもわかったそうです。(Beck, C.T., Gable, R.K., Sakala, C., & Declercq, E.R. (2011). Posttraumatic stress disorder in new mothers: Results from a two-stage U.S. national survey. Birth, 38, 3, 1-12)
日本についても、今回は準備研究データですが、「お産のことを思い出すとつらい気持ちになる」という質問項目に10%が「まあまあそうである」2%が「そうである」と答えています(速報)。ママたちの産後のメンタルのことについて、私がとても尊敬している友人がもっと詳しく分析をしてくださることを計画中です。実現しますように。
PTSDのトピックだけでもこんなに興味深くて、今回のデータを最大限生かして日米比較をしてみたい、ということと、より全国的な調査がいつか実現すればいいなと改めて感じました。