2011年5月27日金曜日

データ分析開始

とうとう5/21にデータ入力を終えました。まず量的データ(数字のデータ)の分析を始めています。まずはご協力くださった各施設の方たちへ各施設の結果をご報告、同時に、こちらのホームページに全体の結果を。ご協力くださったママたちがアクセスしてくださいますように。

質的データ(言葉のデータ)の分析はその後におこなっていきます。実は、アンケート用紙にご記入いただいた分以外に、承諾くださった方々には追加の電話インタビューもおこなう予定でした。でも予定通りに進められず、時間切れであきらめてしまいました。予定通りに完了できなかったこと、研究方法の実現可能性(feasibility)と適切性(appropriateness)について、もっと別の方法があったのだろうか、もっと頑張れたのではないか、と至らなさを反省中です。特に、お話しすることを楽しみにしてくださっていた方がいらっしゃったら、貴重な機会だったのに本当にもったいないことをしてしまったと悔やまれます。いずれにしても本当にごめんなさい。
質的データは、アンケート用紙に書いてくださった分と、実施できたインタビューの分で進めます。これらのデータが、今回お話をうかがうことができなかった方々の分も広くカバーしてくれますように。

2011年5月10日火曜日

母の日

週末は母の日だったことに今日気づいてびっくりしました。今週末だと思い込んでいました。
データ入力は、妊娠・出産編が先日終了!今は産後・育児・就労編の半ばです。研究に参加してくださったママたちの「これから妊娠・出産・育児をする方たちの役に立ちたい」という優しさと、出産・育児ってこんなに大変で大事なことなんだというパワーに支えられながらここまでやってきました。この研究についても(遅れましたが)『母の日ありがとう』でした。

私自身は実はまだ出産や育児をしたことがないので、参加者のママたちは私にとって先輩です。「経験した人にしか分からないことがたくさんある」と日々仕事で痛感していますが、それだけだと助産師の日々の仕事もやっていけません。「でも自分が経験していないからニュートラルに物事を見られるかもしれない」「こんな研究に時間を費やすことができるのも自分の時間に余裕があるからだし、未経験者にもできること、役に立てることは絶対ある」と信じて、ママたちの体験を読みながら、この研究をおこなうことの意味を考え続けています。
この研究を助けてくださる臨床・研究の方々は出産・育児を経験されている方がほとんどなので、その方たちにOKをいただけるようなデータ分析を目指しているのでご安心いただければ幸いです。もちろん、回答を寄せてくださったママたち、これから出産する女性、母子とその家族を支援する方々からのフィードバックを一番楽しみにしています。

来月、国際助産師連盟が3年に1度開催するICM大会があります。今年は南アフリカのダーバン。この研究の方法論(盛り付けた料理を見せるというより、その材料を得るための畑の耕し方を見せる感じ?)を発表できることになっていましたが、震災以来、また、仕事との両立の具合もあり、最近まで、キャンセルを検討していました。でも、前に進むために行ってこようと決め、先日ホテルや航空券などを再び手配しました。アメリカの助産師の親友と、ホテルも学会も一緒に過ごせることになって、彼女との再会もすごく楽しみ。アフリカは初めてだし、英会話は久々で超心配ですが、良い発表をして日本のママたちのすごさが伝わるように、あと1か月強、この調子で頑張ります。